ふくい文化創造センター インクルーシブ部門

インクルーシブ研修プログラム ~共に支え合う社会の実現に向けて~

インクルーシブ研修プログラムのチラシ画像

障がいの有無に関わらず、芸術を通して多様な人々が違いを認め合う社会の実現を目指すインクルーシブアーツ。
その国内研究の第一人者である横浜みなとみらいホール館長で東京藝術大学客員教授の新井鷗子氏の監修のもと全7回の研修を開催します。
すべての人が楽しめる文化芸術イベントの運営について学びましょう!

概要

開催日時 2025年6月13日(金)~2026年3月15日(日)(全7回)
会場 ハーモニーホールふくい、県内特別支援学校
対象/定員 文化施設スタッフ、福祉支援団体スタッフ、教員、アーティスト など
定員20名(申込多数の場合は抽選)
参加料 無料
申込締切 5月15日(木)
主催 福井県、公益財団法人 福井県文化振興事業団
監修 横浜みなとみらいホール(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)
特別協賛 一般財団法人 村井勇松基金
協力 福井県教育委員会、福井県視覚障がい者支援ネットワーク 羽二重ねっと

各回スケジュール

第1回 【必修】

タイトル <座学>インクルーシブ概論 ※一般公開
日時 2025年6月13日(金)10:00~12:00
会場 ハーモニーホールふくい 小ホール
講師 横浜みなとみらいホール館長、東京藝術大学客員教授 新井鷗子
内容 国内のインクルーシブアーツ研究の第一人者である横浜みなとみらいホール館長、東京藝術大学客員教授の新井鷗子氏から、インクルーシブなコンサートの制作法など、芸術を通して誰もが社会に参加できる仕組みづくりについてのお話をお聞きします。

第2回 【必修】

タイトル <座学/実践>インクルーシブなコンサートのつくりかた
日時 2025年8月28日(木)13:30~16:30
会場 ハーモニーホールふくい リハーサル室
講師 横浜みなとみらいホール館長、東京藝術大学客員教授 新井鷗子
横浜みなとみらいホール 白川美帆
内容 新井鷗子氏と、新井氏が館長を務める横浜みなとみらいホールの白川美帆氏を講師に、インクルーシブなコンサートのつくり方について、ワークショップも交えて学びます。

第3回、第4回【希望制】

タイトル <見学>出張音楽堂またはドラムサークル体験会
日時 2025年10月頃(2回) ※第1回研修で詳細案内
会場 県内特別支援学校
内容 特別支援学校での室内楽コンサートや、打楽器を用いたレクリエーションの様子を見学します。

第5回【必修】

タイトル <座学>箏曲家 澤村祐司へのインタビュー会 ※一般公開
<座学>障がい者支援団体、特別支援学校による経験談
日時 2025年10月30日(木)10:00~12:30
会場 ハーモニーホールふくい 小ホール
ゲスト 箏曲家 澤村祐司
協力 障がい者支援団体、教員
内容 3月15日公演「ミュージック・イン・ザ・ダーク® ~闇に響く音~」に出演予定の箏曲家 澤村祐司氏をゲストにお招きし、インタビュー会を開催。音楽家としてのお話をうかがいます。後半は視覚障がいのある方や特別支援学校の先生方から、生活の中でのお困りごとなどについて経験談をお聞きします。

第6回【選択必修①】 以下のアテンド研修と運営研修は2回で1セットの研修です。

タイトル <実践>アテンド研修
日時 2025年11月28日(金)18:00~20:00
会場 ハーモニーホールふくい 大ホール
内容 施設における障がいのある方への接し方、ご案内方法について、実践的なスキルを学びます。
タイトル <実践>「バリアフリーコンサート2025 ~冬、そしてクリスマス~」の運営補助
日時 2025年11月30日(日)14:00開演
会場 ハーモニーホールふくい 大ホール
内容 コンサートの運営に実際に携わり、インクルーシブなイベント開催のノウハウを学びます。
「バリアフリーコンサート2025」は、障がいのある方、未就学児、大人まで、年齢、障がいの有無等に関わらず、それぞれの個性や価値観の違いを互いに認め合い、どなたも気軽に参加しやすいコンサートです。
リンク:「バリアフリーコンサート2025

第7回【選択必修②】 以下のアテンド研修と運営研修は2回で1セットの研修です。

タイトル <実践>アテンド研修
日時 2026年3月7日(土)18:00~20:00
会場 ハーモニーホールふくい 小ホール
協力 障がい者支援団体
内容 施設における視覚障がいのある方への接し方、ご案内方法について、実践的なスキルを学びます。
タイトル <実践>「ミュージック・イン・ザ・ダーク® ~闇に響く音~」の運営補助
日時 2026年3月15日(日)15:00開演
会場 ハーモニーホールふくい 小ホール
内容 コンサートの運営に実際に携わり、インクルーシブなイベント開催のノウハウを学びます。
「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」は、視覚障がいのある演奏家と視覚障がいのない演奏家によるアンサンブルが、照明をすべて消した暗闇の空間で演奏し、視覚以外の感覚を通して音楽を享受するコンサートです。
リンク:「ミュージック・イン・ザ・ダーク® ~闇に響く音

監修者

監修者の新井鷗子氏の写真

©Tomoko Hidaki

新井 鷗子(あらい おーこ)

東京藝術大学音楽学部楽理科および作曲科卒業。NHK教育番組の構成で国際エミー賞入選。これまでに「題名のない音楽会」「読響プレミア」「東急ジルベスターコンサート」「エンター・ザ・ミュージック」等の番組やコンサートの構成を数多く担当。東京藝大 COI拠点にて障がい者を支援する芸術の研究に取り組み、1本指で弾ける楽器「だれでもピアノ®」の開発に携わった。著書に「おはなしクラシック」(アルテスパブリッシング)、「頭のいい子が育つクラシック名曲」(新星出版)、「音楽家ものがたり」(音楽之友社)等。東京藝術大学客員教授、東京大学先端科学技術研究センター客員教授、洗足学園音楽大学客員教授。2020年より横浜みなとみらいホール館長。